CITROËN 京都

現在のC3＆DS3に採用されているニューパワートレインには、
ETG５という変速機が搭載されているのはご存知ですか？

カタログや価格表に変速機→ETG5と記載されていて、
これってなに？と思われる方も当然おられます。
今日は少しETG５のご説明をします。（個人的な解釈が主ですが・・）

ETG5の正式名称は『5速エフィシェント・トロニック・ギヤボックス』といいまして
簡単に言えば、５速マニュアルトランスミッションを自動変速してくれる変速機になります。
2ペダルなんで、ATといえばATですが、
日本人が通常思い出すATはトルクコンバーターやCVTです。

なにが違うかと言うと、
ETG5は、動作的にマニュアルミッションと同じで、
クラッチを切る→ギヤを入れる→クラッチをつなぐという
一連の動作を機械（ETG）がやってくれます！
（ロボタイズドマニュアルともいわれます。）

システム上、変速時に動力が途切れますので、
ATしか乗ったことのない方は少し違和感を感じられる方もおられますが、
MTを乗られたことのある方でしたらすぐに理解していただける感覚ですね。

コンパクトカーでよく使われるこの手の変速機。
なんで採用しているかっていうと

軽量・コンパクトで燃費が良い（駆動ロスが少ない）
かつ、構造がシンプルでリペアしやすい
などが主な理由だと思われます。

特に日本はATが当たり前ですが、
C3&DS3の母国フランスでは3ペダルのMTが当たり前です。
シトロエンのAT車（特に６AT）は、スムーズ変速しますが、
わざとギヤチェンジの感覚はドライバーに伝えるようになっています。
エンジンの性能を０～１００まで使い切りたい！
というのがフランスの国民性かどうかは知りませんが、
ギヤチェンジして『運転してるぞ！』って感じは重要なんでしょうね？

お国柄の違いもありますが、MT好き？のフランスとAT好き？の日本・・
ちょうど間をとったような変速機のETG５！笑）
くどくどと書きましたが、今日の所はこんな感じで・・

別の機会に操作方法のコツなどをメインにご案内できればと思います。
よろしくお願いします。